2017-01-01から1年間の記事一覧

父の骨

父の葬儀、何とか滞りなく。 母の時と同じ葬儀場、火葬場。 そして母の時と全く同じく、厳かな気持ちで臨んだのに、火葬場のトイレにて社会の窓が全開であった事に気付く。 母の時とあんまり同じシチュエーションなので、気付いた瞬間、驚きのあまり妙な声が…

父のこと

父が亡くなった。 四月にこの日記に父の事を書いてから五ヶ月。 病院のベッドで、安全の為に着けられたミトンを嫌がりながら、何度も危険な状態になりながら、呆れるほどの強靭さでその度に持ち直した。 もう回復の見込みが無いのなら、出来るだけ苦しまない…

慣れ

今週のお題「ちょっとコワい話」 久し振りに覗いたら、Blogのお題、というのが目に入って、それが「ちょっとコワい話」というので、暑気払いになるかどうか判らないけれど珍しく乗っかってみることにする。 まだ猫一匹と人一人で暮らしていた頃、ちょっとし…

記憶

日が長くなったので、時折保育園の帰りに公園へ寄り道をする。 ブランコを押していたら長男が唐突にこう言った。 「ねーねー、ちーくんが赤ちゃんだった時、ちーくんのこと、おばあちゃん抱っこしたよねー?」 「したよ。どうして?」 「おばあちゃんもう来…

突然の訪問

大学時代の友人から連絡があり、嬉しい突然の訪問。 出張の為に移動中なのだけど、新幹線を途中下車して寄ってくれるとのこと。 会うのはもう随分と久し振りで、長男が生まれて少ししてから一度、上京した折に会ったきりだから、もう四年近くも会っていなか…

黄金の日々

先月の初め頃だったか、或いはもう少し前か。 長男が園で貰って来た風邪にやられて、寝込んだ。 咳が酷かった以外は熱もそれ程には上がらず、 とは言うものの40度代迄は行かずにぎりぎり踏み留まる、という感じではあったのだけれど。 横になると酷く咳き込…

額の感触

いつもの事で、後で書き留めておこう、と思った切り、更新せずにそのまま過ごして忘れてしまう日々のあれこれ。 二人の子は無事に四歳と二歳になり、上の子はもうかなり色々と話をして意思の疎通が可能となり、殆ど親を困らせる事もなく、優しく物分りの良い…

書き残しておく理由

決して楽観的な方ではないが、自分では、大袈裟に悲観的な方でもない、と思っている。 誰にでも明日が来るわけではない、と考えているし、普段からそのように生きようと心がけてはいるが、気付くと色々と先送りしたり疎かにしている事ばかりで、この日記もそ…