2007-10-01から1ヶ月間の記事一覧

谷中のBARで飲んだ「じゃばら酒」という酒の味が忘れられず、 杏露酒にシークワサーを入れて似た様な味にならないか、とか コアントローに色々な柑橘系のジュースを入れてみたり、 色々と試してみたが、どれも美味しいけれど何かが違う。 注文して取り寄せよ…

昼食は浅草の尾張屋にて蕎麦を食す。 蕎麦つゆを控え目にしてあっさりとした蕎麦の味を楽しみ、 蕎麦湯に薬味を入れてごくごく飲む。 おおざるを注文するもあっと言う間に平らげる。 雷門を潜り抜け、人形焼を齧りながら仲見世をぶらぶら歩き、 髑髏や毒蜘蛛…

昨日の雨が嘘のような良いお天気。 日暮里から根津の辺りまでぶらぶらと歩く。 昼過ぎに羽二重団子本店に着いたら 庭が木漏れ日で美しく照らし出されていて、 ぽかぽかとして非常に居心地が良い。 縁側で昼寝をする猫かお茶を啜る老人にでもなった気分。 あ…

31でハロウィーン限定フレーバーのアイスを二つ買う。 籤を引いたらマグカップが当たった。 もう一度引いたらまた当たった。 籤運が良い方ではない。 ここで運を使い果たしてどうしようというのか。 そう言えば去年は光るオバケが付いたボールペンが当たった…

強い雨が一日中降り続く。 出掛ける予定だったが挫けた。 家に居るのはつまらないので、日が暮れてから 近くのショッピングモールまで行ってみる事にした。 風が強かったからしっかりした作りの傘を差して行ったのに、 駅からほんの数メートルの距離を歩く間…

遅い晩御飯は日付が変わる頃。 久し振りにボルシチを作り、前日からコトコトと煮込んでおいた。 買い置きしてあったビーツの缶詰を使ってしまいたかったのだ。 いつもの味。

間が悪い

夕方から酷い雨。 所用ありて雨の中出掛ける。 夜半過ぎに帰宅。 雨男という訳でもないが、 昔から間は宜しくない。

五月の傘

出掛けようとして、玄関のドアノブに 見覚えのあるビニール傘が引っ掛けられている事に気付く。 五月。 急に土砂降りになった雨に濡れ 玄関先で雨宿りをしていた親子に 返さなくてもいいと断り、ビニール傘を差し出した。 貸した事など、もうすっかり忘れて…

小さなお友達へ

「小さなお友達へ」と届けられた小さな包み。 ハロウィンのお菓子や色々なものが 一つ一つ丁寧に手作りされた小袋に入れられている。 可愛くて開けるのが惜しくなる。 手作りのネズミのぬいぐるみは ほんのり優しい香りがした。 何処かで嗅いだ事のある香り…

根津の晩

谷中の ねんねこ家 へ行った。 以前に偶然辿り着いたものの、 臨時休業で店内は見れず。 一度辿り着いたのだから きっと大丈夫だろうと思ったら、 迷う迷う。 自分が方向音痴なのは 知り過ぎるくらい知ってるつもりだけれど ここまでとは・・・・ 閉店前に何…

蓼科からの帰還

財団の閉鎖による、作品返還先の問い合わせあり。 設置の日、鋳肌を撫でながら先生が言った。 「これはみーんな死んじゃって地上に人が誰も居なくなっても ずっとここにこうして聳え立ってるだろうな」 さも嬉しそうに、ニヤッと笑った顔を思い出す。 秘密の…

CDの重さ

CDは意外と重い。 ダンボール箱にCDだけをみっしり詰め込むと 持ち上げるのに一苦労する。 これはまだ聴くかな、これはこれからの季節にぴったりだしな、 などと考え出すと、いつまでたっても荷詰めが終わりそうもない。 早いところ片付けてしまわねば。 荷…

ぐねぐね

飽きる

毎日の様にスーパーの横を通るが、どうも寄る気がしない。 そそくさと通り過ぎて家に帰ってしまう。 当然冷蔵庫の中は空っぽになる。 買い物に行かなければ食べるものがない。 買い物に行くのは億劫で料理をする気にならないので 明け方近くにファミレスへ行…

Gloomy Sunday

Gloomy Sunday - Billie Holiday version Gloomy Sunday - Sarah Brightman version Gloomy Sunday - Diamanda Galas version Gloomy Sunday - Sarah McLachlan version Gloomy Sunday - Heather Nova version Gloomy Sunday - Elvis Costello version 最初…

食事も摂らずに荷詰めをしていたら夕方頃になって腹の虫が煩く騒ぐので、 サンダル履きでふらふらと裏にある蕎麦屋へ。 昨日の蕎麦が旨かったので、すっかり蕎麦づいてしまった。 これから昼は毎日ざる蕎麦にしろ、と言われたとしても、 何の不平不満もない…

よく出来た食物

朝から荷詰め。 詰めても詰めても 大して物が減った気がしない。 どうしても本が捨てられない。 いつかまた読むだろうと思ってしまうからだ。 ダンボール何箱分も怪談本が出て来たのには 流石に自分でも呆れた。 よくもこんなに読んだものだ・・・

着こなす

美味しいお蕎麦屋さんに集まって 少し贅沢なお食事会をした。 お忙しい時間を割いて下さっての集まりに 少しばかり遅れてしまって申し訳なし。 おまけにお返しする筈だったものを渡しそびれた。 ちゃんと持って行ったのに、荷物になるからと 別れる間際にお…

鈍い頭痛で目を覚ました。 肩が酷く凝っている。 首の周りがぎしぎしと音を立てて軋む様だ。 特に何かした訳でもないのに、と考えると これが所謂老化現象というやつか、と思い当たる。 古くなった機械が油切れを起こして錆付き、 悲鳴を上げるのに本当によ…

首に短し 手に長し

考え事をしながらHEMPを編んでいたら 中途半端なものが出来上がってしまった。 ブレスレットにするには長過ぎるし ネックレスにするには短過ぎる。 編み上がったものを手にとって 何だか今の自分みたいだな、などと思う。 自分の輪郭が曖昧にぼやけて溶け出…

よく動く長い尻尾。 黒くて小さな、素早い影の様な猫だった。 大好きだった黒猫の事を思い出した。 美術予備校の敷地内に住んでいて、 その頃から講義を抜け出す癖のあった僕は、 アトリエの中に居るよりも その猫と居る時間の方が長いくらいだった。 黒猫は…

黒猫

嗅ぐ 触れる

練馬区立美術館へ 柳原義達・土谷武・江口週 彫刻三人展 を観に。 作品を観ると、制作や補修に携わった頃の事が 昨日の事の様に鮮明に思い出される。 叱られた事。笑った事。あの人の口調。 こっそりと懐かしい木肌に触れてみた。 あれからもう十年以上が経…

Almost Blue

蒼くなれ

チィさんのドライフードを補充。 近場で手に入るものを食べてくれないので困る。 青い染料を買って来た。 白いワイシャツやポロシャツを染めてみた。 染料が少し足りなかったのか、 斑になってしまった。(斑と書いてムラと読む事を今知った) 何度でも染め直…

染め直す

色褪せたもの、汚れが落ちないものを 染め直している。 熱湯を沢山沸かし、部屋中湯気だらけにして 指先を火傷しながら、汗だくになって染める。 夢中になって作業に没頭していたら 同じ様な色合いの服が増えてしまった。 特別ピンク色が好きな訳じゃない。 …

Brian Eno - By This River

つるりと

友人たちが本場の讃岐うどんを持って来て振舞ってくれた。 前日から食欲が涌かなくて何も口にしていなかったから、 つるつると喉越しの良いうどんが、沁みる様に美味しい。 ありがたく頂いた。うどんを啜りながら、 これからも色々な想いを飲み下して行かね…

苦い

解り合えない、という厳然たる事実を受け入れる。 それだけの事に随分と長い時間を費やしてしまった。 至極簡単な事なのに、呑み込むのには長い長い時間が掛かる。 しかも呑み下した後の苦さといったら、それまで味わった何もかもが 全て消し飛んでしまうく…

猫は後ろ足で砂を

能面の様な無表情さや、薄っぺらな笑いの奥に 色々なものを封じ込め、表に溢れ出さない様に隠し続ける。 どうして、いつ頃からそうなったのかよく解らないけれど、 僕は多分、平静を装う術に長けている。 長けているとは言っても、それはもう悪癖の様なもの…