2012-01-01から1年間の記事一覧

旅先の宿らしき部屋。 妻と、友人らしき人たちと四人で居る。 妻はまだ眠いのか、それとも転た寝をしているのか、一言も話さない。 友人たちのベッドの上を、チィさんが我が物顔でのしのしと歩いて来る。 さっとつかまえて抱きかかえ、よくそうしたように ひ…

足首から先が猫足になっている夢を見た。 太短い薄茶の虎柄で、かなり高いところから跳び降りても巧く着地することが出来る。 高いところに上がるのは少し大変そうだったけれど、 普通なら梯子を使って登るところを、ジャンプだけで何とか跳び付くことが出来…

気が付けば何ヶ月も日記を書いていなかった。 体調は相変わらずだけれど、薬の使い方にも慣れて随分と巧く対処出来るようになった。 数回の検査で得られたのは、頻脈の原因はおそらく心臓疾患にはないという事と、 甲状腺の異常でも、肝炎でもないという事。…

四度目の受診。 処方された薬がよく効いて、心拍は落ち着いている。 息切れは相変わらず。 超音波検査というものを初めて受けた。 ホルター心電図に表れた様な、日に数度の頻脈の原因は特定出来なかったが、 超音波検査の結果からも心臓に重篤な障害の兆候は…

空港で荷物を失す夢、冷蔵庫が開いたままになっていて、中の物が全て腐ってしまう夢。 薬の影響で日中とても眠い。 無理をして起きていても、時々ふらふらと意識が何処かへ跳んでいる様で、時間の経過が判然としない。 時々転た寝をしてしまうのだけれど、そ…

先週だったか、心電図や採血したものの分析結果を聞きに病院へ行った。 ホルター心電図からは狭心症や心筋梗塞等の顕著な兆候は見られないが、 安静時に時々心拍が140を越える頻脈が日に数度あり、はっきりとした原因が判らない。 血圧も下がらないままなの…

四月の中頃に大したことのない風邪を引いて、 大したこともないのに臥せっているのは癪だと思いながら、 それでも早く治してしまいたくて大人しくしていた甲斐もあって、 風邪はすぐに良くなったのだけど、 久し振りに起き上がって近所のスーパーまで買い出…

陶芸作家の北村公正氏にお願いして造って頂いたチィさんが届いた。 氏の作品を初めて観たのはクリエイターズマーケットで、 細部まで観察して緻密に作り込まれた亀や蛙や魚などの小さな生き物を観て、 小手先の器用さだけではとても造れない生き生きとした造…

一年前と同じ、穏やかな陽気。 去年の今日はチィさんの骨壺を抱えたまま、近所の寿司屋で昼食を摂った。 真っ直ぐ家へ向かうのがどうにも寂しく、帰ってしまったら、 食事の支度などする気分にはとてもなれそうもなかった。 隣の椅子にチィさんの骨壺を置い…

一年前の三月二十二日は晴れ。 暖かな日差し。 穏やかな春の始まり。 チィさんの骨壺を抱いて、桜の木の下に立った。 明日で丁度一年になる。 チィさんのことを想わない日はない。 柔らかな背中を ざらざらした舌を 物憂げな目を 静かな佇まいを 心許なげな…

その二

寝起きでぐったり疲れているというのも妙な話だけれど、 少しも休まった気がしない。 居間の絨毯に横になった途端に、また眠ってしまった。 前の夢で見た家にまだ居て、今度は昼間の様だった。 僕は家の外で自分の布団を探し歩いている。 それは何故か近所の…

何処か知らない部屋で夜を明かすことになったが、 その部屋には色々なものが訪ねて来る。 皆勝手に入って来て好き勝手に過ごし、去ってゆく。 猫や小さなものたちが来るのはかまわないのだけれど、 夜も更けるととても大きなものまでが入って来て、 僕と妻を…

妻も僕も小さなものが好きだ。 爪の先に乗るほどの銅製のロボットや工具類のチャームを見付けて、 好きそうなものがあるよ、幾つか注文してみようか、と誘って 代金の振り込みをした。 注文を終えると、振込先や、振り込みが済んだらその旨連絡をするように…

親しい友人が集まって、珍しくうちに泊まる事に。 夜も更けて話し込んでいると、何処かから微かな水音が聞こえる。 気になって洗面所の方を見にゆくと、 水道管の破裂か何かで足許には勢いよく水が溢れ出してきている。 これは困った、どうしようと思ってい…

夢の中で、僕は死んだ猫の遺骸を抱いて彷徨っていた。 長毛で白く大きな猫の遺骸は、手脚を伸ばしたまますっかり固くなっていて、 僕はそれを急いで、冷たくて清潔な水の中に沈めてやらねばならない。 そうしておけば猫の遺骸はいつまでも腐り出さず、 もし…

クリスマスに、妻が僕に内緒でチィさんの写真集を編集してプレゼントしてくれた。 photobackというウェブサービスを利用したらしいのだけど、 年が明けて、その写真集がphotoback「今月の一冊」に選ばれました、との連絡が届いた。 本を受け取った時も嬉しか…