上野にある桐箱屋へ出掛けた。 大小様々の桐箱は、どれもしっかりとした作りで、 見ていて気持ちが良い。 店の奥には親父さんが一人。 桐箱の積み上げられた棚をじっと見詰めたまま、 微動だにしない。 あれこれと物色していると、 親父さんが急にこちらへ向…

元々混沌の中の住人ではあるのだけれど。 このところのcaos振りは目に余る。 頭の中はこんな具合だ。 Tango.Caos Visual 自業自得とは言え、思う事をそのまま書き辛い状況を作ってしまった。 日記という性質上、日々の喜びも溜息も正直に吐き出せる 唯一の場…

友人宅で晩御飯を御馳走になった。 手料理が美味しくありがたく、 独りでない食卓は心暖まる。 日付けが変わってから 丸ノ内に用があるという友人の車に便乗して 新丸ビルの上にある深夜営業のフロアに行った。 以前に金曜の夜行った時には酷い混み様だった…

池袋へ。 初めてカラオケBOXなるものを利用した。 と言っても唄う為に入った訳ではないので どうも奇妙な具合。

とても久し振りに、甥が訪ねて来ると言うので 野菜がたっぷりのスープを作る事にした。 このところ料理する気にもなれなくて、 近所のスーパーに食材を買い出しに出掛けたのも 随分久し振りな気がする。 スープはなかなかに好評だった。 レシピを訊かれたが…

鬱々と過ごす。 部屋に独りで居たくない。 友人が食事に誘ってくれた。 救われた気分になる。 外は暑いけれど、 車窓から見る空は、青く高く澄んで晴れ渡り、 お天道様に 「独り思い煩っていても、何も良い事はない」 と言われた気がした。 食事をし、買物を…

実家に帰ると、包丁を研ぐ。 母は包丁が切れなくなると、 研がずにすぐ新しい包丁を買って来てしまうから、 家には何本も包丁がある。 呆れるほど沢山の包丁。 その殆どはいつも切れなくて、 刃はぼろぼろに欠けて鋸の様になってしまっている。 それを机の上…

帰省し、納品を終え、 このところの色々で御心配をお掛けした方々に 釈明したり詫びたり御礼を述べたり。 色々な一週間。 納品では本当にありがたい歓待をお受けし、 恐縮千万。 恐縮しつつも御馳走を平らげ、お茶を頂き、 おまけに手土産まで持たせて頂いて…

納品と帰省を兼ねて名古屋へ。 日曜には制作の御依頼を下さった方と 会食の運びと相成った。 非常にありがたい事で楽しみな半面、 こうした事に不慣れでろくに礼儀も弁えぬから、 失礼のない様にしなくては、と必要以上に緊張してしまう。 如何に人見知りが…

中目黒にて、さねよしいさ子live。 liveに行く事は滅多にないのだが、 「生で聴くのが一番。」と友人が勧めてくれてこの機会を得た。 小さな店内。 ステージは手が届きそうなくらいに近い。 その上、華奢な身体の何処にそんな力が秘められているのかと 驚か…

所用ありて池袋へ。 随分久し振りに池袋へ出た。 無印で麻のシャツやパンツ等数点買い揃える。 リネンのツナギが売っていて、快適そうだった。 作業用には少々勿体無い様に感じる。 サンシャインの下を通ったら コールドストーンが出来ていた。 バーガーキン…

友人に部屋の鍵を預け、留守中の事等色々と頼む。 今日は二階は真夏の様に蒸し暑かった。 歳を取って体温調節機能が衰えた上、 ものぐさな性質は相変わらずで、 暑ければ自分で涼しい場所へ移動するなり 少しは快適な場所を求めて動いてくれれば良いものを、…

村田エフェンディ滞土録 梨木 香歩 出先で買って電車で読みながら帰宅。 この人は本当に話の運びが巧い。 ページを繰る度に、自分がどんどん物語に惹き込まれて行くのが はっきりと判る。 それがあんまり巧みで可笑しくなるほどだ。 思わず電車の中で笑い出…

気が紛れるので本ばかり読む。

お昼に酷い雨。 雨漏りも呆れるくらい酷い。 自分の中の雨漏りはもっと酷くて もう手の施し様もない。 すっかり諦めた気持ちになる。 夜になってまた雨漏り。 床がびしょ濡れになるがもう拭く気にさえなれない。

「みずうみ」 いしいしんじ 夢と現実が混ぜ合わされて 荒いマーブル模様を描いている様な 不思議な物語だった。 読んでいる間中 やたらと喉が乾いて水が飲みたくなったり やたらと眠くなったりした。 退屈だから眠くなるのではない。 夢の中に引き込まれる様…

ムーンブーツが無事ボストンに届いた、 との知らせあり。 ムーンブーツの木彫は、 飼い主の女性への内緒のプレゼントとして、 その女性の妹さんと、旦那さんからの連名での制作依頼だった。 プレゼントを受け取った女性が、暖かな労いの言葉と共に 本物のム…

送った荷物が今何処迄届いているのかを web上で簡単に確認する事が出来る、 郵便追跡サービス、というのがある。 四日に発送した荷物は五日にはもうNYに届き、 六日には一旦お届け先の玄関前迄行った様だ。 残念ながら「ご不在のため持ち戻り」とあるから、 …

六月六日。 いつも美味しい珈琲を淹れに来てくれる友人の誕生日。 初めて会ってから、もう二十数年が過ぎた。 いつの間にそんなに長い時間が過ぎ去ったのか、 考えてみてもピンと来ない。 出会った頃とは色々な事が変わってしまった気もするし、 大して変わ…

郵便局が開くのを待ってEMSの送り状に記入し、 ムーンブーツの発送手続きを済ませた。 自分の手許を離れると、 改めてこの仕事が終わったのだという事を実感し、 それがほんの少し、寂しい。 良い時期に巡り会えた仕事だった。 暗闇や静寂を畏れないムーンブ…

Munchkin Cat 1 Long ver. 目先の事だけに囚われていると色々なものを見失ってしまう。 一番大切なことを見失ってしまう事もある。

日記を読み返してみて ここ暫くの陰鬱な空気に辟易とする。 もう何も意味を成さない葛藤。 泥沼でもがく様な思考。 ほんの一言で抜け出せると信じていた。 抜け出せた筈だった。 もがいてもがいて、挙句の果てに誰かの袖に縋って 同じ泥沼に引き込む様な見苦…

修理に出して新品交換してしまいたいものは PHS以外にも色々あるが どれも一度壊れてしまったら直し様のないものばかり 取り替えの利かないものばかりだ。 どんなに必死に言葉を紡いでみても 伝わらない事もある。 よく知っている筈なのに それでもまだ失望…

修理に出していたPHSが あっさり新品交換になって戻って来た。 買ってからもう随分になるのに。 不具合も放っておかずに言ってみるものだ。 何故か「これもお返しします。」と 使用していた本体の蓋だけが戻って来た。 シールが貼ってあったから？ 裏にも貼…