「猫鳴り」という本を読んだ。猫鳴り (双葉文庫)作者: 沼田 まほかる,ヌマタ マホカル出版社/メーカー: 双葉社発売日: 2010/09/16メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 56回この商品を含むブログ (42件) を見る チィさんが入院した頃に書店で手に取り、 読むのが辛い…

小泉節子「思ひ出の記」思ひ出の記作者: 小泉節子,一條裕子出版社/メーカー: ヒヨコ舎発売日: 2003/10メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 6回この商品を含むブログ (5件) を見る 内容は以前にweb上(青空文庫)で読んで知っていたし、 短い文章の薄い本だか…

近所のデニーズで遅めの晩御飯。 円高還元とやらで値引きになっているステーキを食べた。 深夜になると殆ど客がやって来ない。 店員の姿も見えない。 食後は珈琲やデザートなどつつきつつ 持って行った「20世紀の幽霊たち」を読み始めた。20世紀の幽霊たち (…

料理も掃除もまるでする気にならない。 暑さの所為か、元々怠惰な性格の為か、多分その両方だろう。 このところ分不相応に外食ばかりしていたし、 本当はきちんと自炊をしなければならないが、 面倒だし素麺か茶漬けでも、と思っても、 湯を沸かすのも嫌にな…

本をプレゼントしてもらった。猫カフェめぐりTOKYOカフェEXTRA 猫カフェめぐり-あの猫に会いにでかけよう- (エンターブレインムック)作者: 逸見チエコ/編出版社/メーカー: エンターブレイン発売日: 2008/02/02メディア: ムック購入: 1人 クリック: 53回この…

夢盗人の娘

気になっていたエルリック・サーガの続編、 矢張り買ってしまった。 きっとまた暫くは積ん読・・・・ 忌わしい魔剣の力によって生き永らえる呪われた皇子の物語。 主人公が根暗でひ弱な辺りが好みに合う。 魔剣、妖刀なんかのキーワードにも食指が動く。 そ…

Lafcadio Hearn

小泉八雲を再読している。小泉八雲集 (新潮文庫)作者: 小泉八雲,上田和夫出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1975/03/18メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 29回この商品を含むブログ (22件) を見る以前に何度も読んだ事のある話ばかりだが、 別な翻訳者のもの…

マイケル・ムアコックが描く 虚弱な体力を補う為、呪われた剣の力を借りなければ 生きて行く事が出来ない白子の王子の物語、 エルリック・サーガが復刊され、続編が出ていた。夢盗人の娘―永遠の戦士エルリック〈5〉 (ハヤカワ文庫SF)作者: マイクルムアコッ…

夏の愉しみと言えば怪談本。 と言う訳で、纏め買いしたのを読み漁っていた。 「超」怖い話Κ(カッパ) (竹書房文庫) 平山 夢明 怖い本 7 (7) (ハルキ・ホラー文庫) 平山 夢明 「超」怖い話 怪歴 久田 樹生 平山夢明は陰惨で後味の悪い描写を書かせたら天下一品…

村田エフェンディ滞土録 梨木 香歩 出先で買って電車で読みながら帰宅。 この人は本当に話の運びが巧い。 ページを繰る度に、自分がどんどん物語に惹き込まれて行くのが はっきりと判る。 それがあんまり巧みで可笑しくなるほどだ。 思わず電車の中で笑い出…

「みずうみ」 いしいしんじ 夢と現実が混ぜ合わされて 荒いマーブル模様を描いている様な 不思議な物語だった。 読んでいる間中 やたらと喉が乾いて水が飲みたくなったり やたらと眠くなったりした。 退屈だから眠くなるのではない。 夢の中に引き込まれる様…

日本怪談集 幽霊篇〈上〉 (中公文庫BIBLIO)作者: 今野円輔出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2004/12/20メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 5回この商品を含むブログ (4件) を見る日本怪談集 幽霊篇〈下〉 (中公文庫BIBLIO)作者: 今野円輔出版社/メーカ…

新潮社の新しい文芸誌、yom yom。 新潮社のマスコット、パンダのyondaくんが でかでかと印刷された赤い表紙が目を引く。 次の号が出ようかという時期になって こんな事を書くのもどうかという感じだが、 執筆陣が豪華で実に面白かった。 何より梨木香歩の家…

あるようなないようなあるようなないような (中公文庫)作者: 川上弘美出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2002/10メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 12回この商品を含むブログ (84件) を見ることエッセイに関しては 読んでいる最中に何度心の中で頷いた…

大江戸怪談草紙 井戸端婢子大江戸怪談草紙 井戸端婢子 (竹書房文庫)作者: 平山夢明出版社/メーカー: 竹書房発売日: 2006/12メディア: 文庫 クリック: 5回この商品を含むブログ (6件) を見る江戸物、と言うのか 時代小説と言うのか、そういう形態の怪談話。 …

以前から気にはなっていたが、 書店では一度も目にする事はなかった 今市子の「幻月楼奇譚」と 年末に買いそびれていた「幽」の最新刊を取り寄せた。 幻月楼奇譚幻月楼奇譚 (1) (キャラコミックス)作者: 今市子出版社/メーカー: 徳間書店発売日: 2004/08/25…

川上弘美の「神様」を読んだ。 神様 (中公文庫)作者: 川上弘美出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2001/10メディア: 文庫購入: 7人 クリック: 103回この商品を含むブログ (132件) を見る よく読む怪談本の作家さんが この人のエッセイについて、御自身の…

「なにしてる? 珈琲淹れよっか?」 短いメールが届く。 気の早い僕は もうそれだけで 部屋が香ばしい珈琲豆の香りで満たされて行く様な気がする。 玄関の鍵を開けて、湯を沸かして待っていると 暫くしていつもの様に友人が階段を上って来て、 鞄から道具を…

畠中恵の「うそうそ」を読んだ 。うそうそ作者: 畠中恵出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2006/05/30メディア: 単行本 クリック: 23回この商品を含むブログ (116件) を見るまずページを開くと、 うそうそ = たずねまわるさま。きょろきょろ。うろうろ。 とあ…

なかなか微熱が抜けなくて寝付いていたら、 友人が 退屈だろうと気を利かせて本を貸してくれた。おまけのこ作者: 畠中恵出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2005/08/19メディア: 単行本 クリック: 4回この商品を含むブログ (101件) を見る楽しみにしていた若だ…

家守綺譚 (新潮文庫) 、読み終えるのが惜しいなどと思いつつも 結局はページを捲る手が止められず あっと言う間に読み終えてしまった。 この本に倍くらいの厚みがあったらいいのに! 最後に交される会話での台詞、 ―――また来るよ。 を信じて続編を待ちたくな…

梨木香歩の「家守綺譚」が漸く文庫化されたと聞き購入。家守綺譚 (新潮文庫)作者: 梨木香歩出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2006/09/28メディア: 文庫購入: 15人 クリック: 69回この商品を含むブログ (260件) を見る この本は、ずっと読みたい、読もう、と思…

「レキシントンの幽霊」を買った。レキシントンの幽霊 (文春文庫)作者: 村上春樹出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 1999/10メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 39回この商品を含むブログ (247件) を見る いつもの様にベッドに入ったが、 やはりなかなか寝付…

江國香織の「とるにたらないものもの」を読んだ。 とるにたらない本、だと思った。 けして貶しているのではない。 僕はこの本がとても気に入った。 とるにたらない、と言いつつ、 身の回りのモノや事象に向けられたその視線は、 暖かく、さりげない。 普段の…

江國香織 の「とるにたらないものもの」を読んでいる。とるにたらないものもの (集英社文庫)作者: 江國香織出版社/メーカー: 集英社発売日: 2006/05メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 8回この商品を含むブログ (44件) を見るサラッとした文体で 身の回りの…

毎年この時期になると 暑気払に怪談本を買い漁る。 納涼納涼。 「超」怖い話Θ「超」怖い話Θ (竹書房文庫 (HO-32))作者: 加藤一,平山夢明出版社/メーカー: 竹書房発売日: 2006/07メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 2回この商品を含むブログ (8件) を見るこの…

内田百輭の「ノラや」を思い出していた。 これを初めて読んだ頃には まだ猫と一緒に暮らす事など考えてもいなかった。 長い不摂生が祟って酷い喘息持ちだったし、 自分の健康管理さえ儘ならない者が 他の命を預るなんておこがましいとさえ思っていた。 間の…

最近何軒か書店を廻って探していたのに、 なかなか見付ける事が出来なかった本を、 たまたま立ち寄った書店で目にした。 あたしの一生―猫のダルシーの贈り物作者: ディーレディー,Dee Ready,江國香織出版社/メーカー: 飛鳥新社発売日: 2005/12メディア: 単行…

普段漫画はあまり読まない、などと言っておきながら 舌の根も乾かぬうちにまたもや漫画なのだが。 南伸坊さんの「李白の月」を読んだ。李白の月 (ちくま文庫)作者: 南伸坊出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2006/04メディア: 文庫 クリック: 1回この商品を含…

以前に友人から借りて読んだ 今市子の「百鬼夜行抄」がとても気に入ってしまったので 自分で買い揃えたいなと思っていたら、最新刊が出たようだ。百鬼夜行抄 (14) (眠れぬ夜の奇妙な話コミックス)作者: 今市子出版社/メーカー: 朝日ソノラマ発売日: 2006/04/…