足首から先が猫足になっている夢を見た。
太短い薄茶の虎柄で、かなり高いところから跳び降りても巧く着地することが出来る。
高いところに上がるのは少し大変そうだったけれど、
普通なら梯子を使って登るところを、ジャンプだけで何とか跳び付くことが出来た。
5、6メーターはありそうな場所から、思い切り助走を付けて遠くに跳ぶ。
跳んだ瞬間に視界がスローモーションに切り替わる。
昨日買ったばかりの靴が、自分の足に猫の肉球が付いてたらこんな風かしら、
と思うような履き心地で、その所為でこんな夢を見たのかも知れない。
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暗い体育館のような場所で、ロフトから飛び降り、向かいのロフトに飛び上がる。
ロフトには何人かの知人が居て、それぞれに何か作業をしているようだった。
明日閉会してしまう展示のチケットを一枚、ノルマだと言って売りつけられてしまった。
面白くないと思ったが無碍に断るのも不人情であるし、
それくらいの義理はあるようにも思う。
薄暗いこんな場所で皆何をしているのだろうと思ったけど、
それを気軽に訊ねられるという雰囲気でもなかった。
皆が息を潜めるようにして小声で話す。


僕はまたそこから跳び降りて暗い路地裏へ向かう。
いくつもの塀を乗り越えてそこからどんどん遠離る。




目が覚めてから、夢の中で出会ったのが、もう鬼籍に入った人達ばかりだったことに気付いた。