今年の初めにお受けした家守のオブジェ
漸く形になって来た。
残る作業は塗装と壁に取り付ける為の穴開け。
細部の手直し。
今夜からウッドオイルの塗布を始める。
塗り込んでは磨き、乾いたらまた塗る作業を繰り返し、
内部までオイルを浸透させて木の強度を上げ、
乾燥によるひび割れを防ぐ為だ。


今夜も作業中にチィさんが様子を見に降りて来て、
「そこ、アタシの場所よ!おどき!」と言う様な顔付きで
家守と張り合うかの様に座布団に居座る。
チィさんも家守も座布団の上にちんまり座っていて、
自分は床の上で足を痺れさせている。
何だか愉快だ。






深夜になって酷い雨が降った。
雨漏りも酷い。
バケツ一つじゃとても対処し切れない。
流石に早く引っ越したい気持ちになった。
作業する場所があり、友人たちが側に居て、都内へも出易い。
良い事尽くめな気がするが、諸事情を考えると
いつまでも借家暮らしという訳にも行かない。