形見
帰省二日目。
ノリタケの森なる場所へ。
陶磁器の原型制作、絵付け等の作業工程を見学。
オールドノリタケと呼ばれ、コレクターの間で
高値で取引されている希少なカップ等の展示があり、
そうしたものに目がない友人を連れて再度訪れたいと考える。
好きな人にはかなり見応えがあるから、きっと楽しんでくれるだろう。
希望すればマグカップや皿などに自分で絵付けを体験する事も出来る。
自分だったらどんな絵付けをするか想像してみたが、
きっと間違いなく悪趣味な物になりそうだ。
チィさんの絵皿なんてのもいいかな。
陶磁器が骨灰から作られる物だと知り、
人一人分の骨から出来るのはどれほどの大きさのものだろう、等と考える。
お猪口一つくらいは出来るのだろうか。
珈琲カップはどうだろう。
一輪挿しはどうか。
洒落た形見になるのではないか。
