お伊勢参り

帰省三日目。
まだ暗いうちに出掛けて伊勢参りへ。
人影もまばらな伊勢市駅で降りて、まずは外宮へ。
伊藤若冲の絵に出てきそうな立派な鶏が出迎えてくれた。
神宮内に入ると
樹齢何百年か何千年だかの大きな木々が静かに立ち並び、
朝の冷たい空気が一際清浄なものに感じられる。
時間が早い所為もあり、非常に静か。
木々を見上げて心静かに歩く。


少し離れた内宮までバスで移動する頃には
随分と参拝客も増えて賑やかになっていた。
ここでも立派で美しい尾羽を持つ鶏たちを見た。
運良く神馬も見る事が出来た。
歳を経て優しい眼をした白馬


正宮の扉の奥を覗き見る事は許されないが、
扉の向こうから吹き抜けて来る風を受けて参拝するのは
何故だか妙に心地が良い。
神聖な領域というのを肌で感じられる事は
これまであまりない体験だったから、とても新鮮だった。


松阪に住む友人に連絡を取ったら車で迎えに来てくれると言うので
それまで近くの土産物屋街、おかげ横丁をぶらぶらして
吉兆招福亭でチィさんに似た招き猫を探したり

煙管を一服したり