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転寝をして何か夢を見たのだが、忘れてしまった。
楽しい夢ではなかった。
楽しい夢は 滅多に見ない。
特に夢見の悪くなる様な行いばかりしているという訳でもないが、
過去を穿り返せばいくつかは思い当たる節もないではない。
この歳になれば思い出したくない事の一つや二つ…
…二つや三つ?
…三つや四つかな…
やっぱり普段の行いがあまりよろしくないのかも知れない。
でも本当の悪党は、きっと悪夢になど悩まされない。
良心の呵責に悩まされるのは、善人の証、という事にしておこう。
善人は良心の呵責に悩まされる様な事などしない、という正論には耳を塞いで。