今日は家を空ける時に
チィさんのお世話をお願いする
キャットシッターさんと打ち合せだった。


近所のデニーズで話を始める。
「隣見て」とのメールに振り向くと
そこには笑顔で手を振る御近所さんの姿が。


僕は人見知りで初対面が苦手なので
緊張して周りが目に入っていなかったらしい。
緊張してギックシャックしてる様子を見られたかと思うと
恥ずかしくて余計にギックシャック。


同じく人見知りの筈のチィさんは
普段通りいつも通りで全く動じず。
警戒する様子もまるで無し。
流石猫のプロ。
何かが普通の人とは違うらしい。



「玄関が歪んでいるので開ける時も閉める時も
 足でドアの下の方を蹴るべし。」
 とか
「鍵が空回りして中に閉じ込められる事があるけど
 何度かガチャガチャすればいつかは開くかも。」
 とか
「トイレのレバーは必ず大の方に回さないと
 水が流れ続けます。」
 とか
「テレビはヒーターで暖めないと点きません。」
 とか


襤褸屋に棲んでポンコツ道具に囲まれて暮していると
何をするにも慣れとコツの様なものが必要で、
留守を任される方は大変な苦労だ。


面倒で細かな注文にも笑顔で耳を傾けるその様子は
流石この道のプロ、と頷かせるものだった。


そして何年か振りに
チィさんが猫じゃらしに飛びつくのを見た。
猫じゃらしの腕前も流石はプロ。
持参した巨大猫じゃらしとマタタビ
メロメロになるチィさん。
プロの七つ道具は伊達じゃなかった。




キャットシッターまんまる
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