腰が随分楽になって来たので、少し浮かれて
いつも通りベッドでチィさんとじゃれた。
このところあまり構ってやれなかったから
ちょっぴり不機嫌そうなチィさん。
チィさんのおなかに顔をくっつけては、
ウニャウニャペシペシと、軽い猫ジャブを受けて
ウヒョヒョと喜んでいた。
ちょっとエキサイトして後ろに仰け反ったチィさん、
慌ててぼくの鼻に手をかけて
そのままの姿勢で後ろに倒れた。
鼻に真っ赤な二本線。
ものの見事にサックリ切れた。
チィさんの爪切り、
このところすっかり忘れていたのだった。
お世話が行き届かないと
このように覿面に天罰が下る。