昨日の猫山の話にしてもそうだが、
猫が化ける、という言い伝えは古くから沢山残っていて、
どの話も読んでみるとなかなかに興味深く面白い。
日本の化猫と言うとすぐに猫股が思い浮かぶが、
外国にも色々と猫の魔物の話は多い様で、
祟ったり化けたりする生き物、という印象は、日本のそれと大差無い様に思える。


あの不思議な眼でじっと見据えられると、
只の動物では無い、という気がしてくるのも頷ける。


見知った猫なら化けた姿も見てみたいと思うのは、
酒盛りをしたり、手拭を被って踊ったりするという、
何処かユーモラスな日本の猫股の印象が強いからだろうか。
そうした姿からは、祟ったり呪ったりの凶凶しさは微塵も感じられない。


多分思い込みだけでなく、かなり人の話も理解している( 直接自分に関連する事柄のみ*1 )風なチィさんも、
そろそろ猫股化してきたのかと尻尾を確かめてみたり。

*1:特に 風呂入れる、とか獣医連れてく、とかの会話は覿面に御機嫌を損ねる