2009-01-01から1年間の記事一覧

シャワーを浴びていると呼び鈴の音。 こちらは裸だし、無視してしまおうかと思ったが、 何だか気になって返事をしてみた。 階下の住人だった。 水漏れしてきているとの事。 慌てて温水器を点検してみたら、 確かにタンクの下が濡れている。 階下へも水漏れの…

蟲の夢を見た。 あのおぞましい黒い蟲にそっくりな ぬらぬらと柔らかい質感を持ち、 身体に幾つかの節を持った大きな蟲が 勢いよくのたうちまわりながら部屋に入って来る夢だった。 その断末魔の暴れぶりが気味悪くて まだ夜も明けきらぬうちにすっかり目が…

お昼に待ち合わせてニチコさんを交え会食。 和やかな食事。 お別れをして、一人残った弟さん、奥さんと大須へ。 飲んだり食べたり買ったりの楽しい時間。 弟さんに内臓Tシャツ、自分に骨Tシャツを買った。 本当に仲の良い姉弟で、 並んで歩いているのを見て…

ここには養老天命反転地へ行った、 という日記を長々と書いていたのだけれど、 間違って消してしまった。 もう一度最初から書き直すのも癪なので要約。 ネットで調べてみると概ね否定的な意見が多い様だが、 確かに危険な場所も多々あって、充分な注意が必要…

奥さんの御家族を案内して名古屋城へ。 近年ウェスティンホテルと名の変わった ナゴヤキャッスルのレストランの予約を試みたが、 何処も満席だったので、急遽名古屋駅のコンパルで サンドイッチを用意して行く事にした。 名古屋城へ登り、城内の石垣跡に腰掛…

披露宴当日。 朝に友人から連絡があり、 乾杯の音頭を取ってくれるという。 ありがたい。 遠方から来てくれる友人をこの上更に煩わせたくなくて 強く頼めずにいたが、音頭を取って貰うなら この人を置いて他はない、と考えていた。 窮状は話してあったので、…

披露宴当日

披露宴前日。 掃除、明日の支度等整える。 何か取り零しがありはしないかと気持ちが落ち着かない。 奥さんの御家族と近所の料理屋で晩御飯を御一緒する。 ひつまぶしと鶏料理を食べた。 始めてお目に掛かる御祖父様が、背筋のしゃんと伸びた 物腰の柔らかな…

■ 羊毛の犬

母に何を贈ろうかと考えて、 買ってきた物ではきっと喜んでもらえないから、 作る事にした。フェルティングで、 母が今もよく思い出す事があるという犬を。 昔、僕がまだ小さかった頃に飼っていたダックスフンド。 セブという名で、確かウルトラセブンから取…

親族とごく親しい友人たちのみの格式ばらないパーティーとは言え、 矢張り挨拶等一通りの事は控えているので、 段々に緊張してきてそわそわし始めた。 何か大事なことを忘れてやしないかと 落ち着かない気持ちでいる。 取りこぼし、忘れ物のない様しなくては…

セブ

鮮明に記憶に残る様な悪夢を暫く見ていなかったのだけれど このところ幾つか立て続けに寝覚めのよろしくない夢を見た。 一つは虫に関するもの。 もう一つはかなりオカルト的なもの。 虫に纏わる夢 化粧品会社の新製品を企画開発していると思われる建物に 奥…

会場に頭数の変更がある事を連絡。 まだ何とか間に合った。 注文の品が入ったと電話が来たので 自転車に乗って丸善へ。 風が心地よく、思い切り漕いでも汗が滲まない。 帰りに少し遠出してみるつもりだったのだけれど、 品物を受け取ってみたら、 考えていた…

銀行へ。 不慣れな手続きに戸惑ってばかり。 ATMの操作に慣れる事が出来ない。 頼むからピーピー煩く鳴かないでくれ。 そんなに急かさないでくれ。 血の通わない声で ああだこうだと指図しないでくれ。 何十年も前の鍵をそのまま使っていたので、 錠前屋を呼…

申しつかった小用を数件。 預かり物等。 先日用意しておいたウォーキング・ポール*1を日子さんに届ける。 杖、と言うと持つのに抵抗があるらしく どうしても使いたがらないので、 メーカーのロゴがでかでかとプリントされた真っ赤なものにした。 “スポーツ用…

元来、人前で挨拶口上を述べるなどという事は 最も不得手とするところであるから、 これまでありとあらゆる努力をして どんな労力も厭わず、全身全霊を傾けて 必死の思いで逃げ回って来たのだけれど、 当事者である今度ばかりはそうも行かぬ。 観念して臨ま…

友人に誘われてグループ展へ。 折り悪く、美術団体の偉い先生らしき人物が 展示会場の真ん中にパイプ椅子を据えてふんぞり返っている。 それぞれの絵を講評している様子。 母親が思春期の息子さんをモデルにして描いた絵について、 顔立ちに比べ体格が未発達…

衣装は何か適当に見繕って済ませようかとも考えたが、 適当なものがどうしても見付からない。 仕方なく式場の貸衣装を借りる事にした。 散々探し回って半ば諦めも付いたので、 もう似合おうが似合うまいが 袖が通りさえすれば何でもいいとゆう様な気持ちだっ…

帰りに皆で老舗らしいとんかつ屋に入って食事をした。 間口は狭いのに店へ入ると何処までも何処までも奥がある。 正に鰻の寝床の様な細長い建物なのだった。 建て増しに建て増しを重ねて今の姿になったのだという。 鰻の寝床で食べたとんかつは柔らかで、老…

夕方から実家へ。 送り火を焚くのを見届け、仏壇に手を合わせ挨拶した後寺へ。 坊主の読経は数秒。 流れ作業の様で実に味気ない。 こういう行事からはこれまでいつも遠ざかって来たから、 新鮮ではあるが。 仏壇に手を合わせるのは単に挨拶のつもりでするの…

友人と奥さんと一緒にアトリエへ。 友人は銀粘土で作ったアクセサリーの仕上げ。 奥さんは始めたばかりの革細工に熱中している。 僕は兄の事務所から貰い受けて来た年代物の事務用棚に道具を収めて 机周りの片付けをした。 引越の時にスチール棚も何もかも捨…

式場の打ち合わせに出掛ける。 担当の方は痩せて小柄な男性。 二十代後半といったところだろうか。 始終笑顔で時々冗談を交えながら、手慣れた様子で話を進める。 愛想は良いのだが、笑顔が何処となく死神ぽい。 慇懃な死神に色々と相談をしながら 食事会の…

動物園の夜間開園があったので カメラとおむすびを持って出掛けた。 人混みを覚悟して出掛けたのだけれど、 日中の厳しい日差しを避けてか 日が高いうちは心配になるくらい閑散としている。 暗くなり始める頃から少しずつ人が増えて、 日が沈んだ途端に賑わ…

web上で見付けた戦争体験者の方の手記を読んだ。 想像を絶する体験の数々が記されていて、 思うところは色々とあるが、 僕にはそれを上手く言葉で言い表す事は出来ない。 戦後から今現在に至るまでの暮らしを エッセイ風に書いたコンテンツもあって、 その中…

七月が終わる頃、夏物の黒いスーツを探しに出掛けた。 季節がどんなに暑くても懐は年中真冬の様な有様だから、 冠婚葬祭全てに使えて普段も着られるスーツが望ましい。 夏物処分で半値に値引きされているものも多く、 もうこれでいいやと試着してみるのだけ…

時々高カロリーの栄養補助食を摂らせて様子を見ている。 一度に多く飲ませ過ぎると水分量が多い所為かおなかがゆるくなりがちなので、 一缶を最低三度に分けてシュリンジで飲ませる。 それを二三日置きに続けてみている。 夏が越せればきっとまた少し食欲も…

どうも日記の体を成さなくなってきている。 日々それなりに色々な出来事があるのだけれど、 書き留めぬままにどんどん過ぎて行ってしまう。 この際数行の箇条書きでも構わないから 細々とでも続ける事を目標としよう。 日が経つのが早い。 さして忙しいとい…

「お覚悟召されよ。」とチィさんが言う。 「覚悟ならば、とっくに。」と僕が笑う。 そういう、関係でありたい。 「覚悟などしておいても、何の役にも立たない。 その時が来たら、あるがままを受け止める他、為す術はない。」 異口同音にそういったお話を聞く…

夏毛になって骨張ったところが目立つ。 食もあまり進まない様なので、 高カロリーの流動食をシュリンジで与えてみる。 口の端に垂らす様にすると、ぴちゃぴちゃと舌を出して舐める。 旨くはないのかもしれないが、嫌がる素振りもない。 流動食は消化吸収も良…

夜になってから近所の映画館へヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 を観に行く。 前作もテレビ版もあまり熱心には観ていなかったので、 奥さんから簡単な講釈を受けてから観に行った。 面白い…のかなあ。 正直なところあまりよく解らない。 映画館の売店にシャンデ…