引篭ってずっと猫を彫っている。 日が暮れたら玄翁をゴムハンマーに持ち替え、 音を立てずに彫り続ける。 迷いながらの作業は遅々として進まず、 焦燥感ばかりが募るが、最後には何とかなる筈、 と信じて作業を続ける他にない。 長い毛に覆い隠された身体を…
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