小さな頃、父の洋酒棚から果実酒を盗み飲みするのが好きだった。 台所の洋酒棚に並んだ、背の高いのや、丸いの四角いの、 様々なボトルに入った琥珀色の液体はどれも、その頃の僕にとっては おかしな匂いのする只の不味い飲み物でしかなかったが、 その棚の…
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