ソメノスケソメタロウ

黄ばんで着られなくなってしまった服が沢山ある。
もう随分古いのだから捨ててしまえば良いのだろうが、
薄汚れているというだけで、着られなくもないと思うと
なかなかすぱっと捨てられない。

黄ばんでるのが気になるのだから
染めてしまえばまた着られるのでは、と考えて
手近にあるもので染めてみる事にした。

珈琲染めや紅茶染めというのがあるらしい。
調べているうちにすぐにも試してみたくなって、
ろくに準備もしないで始めてしまった。
バケツにインスタントコーヒーやティーパックを入れて
熱湯を注ぎ、よく撹拌してTシャツを入れる。塩も少々。

それなりに染まった様に見えたが、
濯いでみると色落ちが激しく、殆ど色が残らない。
ミョウバンなどの色止めをちゃんとしなかった所為だ。
何だか染める前よりも更に薄汚れた感じになってしまった。

仕方がないので科学染料を買って来て染め直し。
・・・あまり良い色合いにはならなかった。

暫くの間、着ているものの色がころころ変わるかも知れない。
多分どんどん濃い色になって行くだろう。