独りで暮らしていると
腹は減ったが料理するのは億劫、という事は屡あって
そういう時は大抵 独りで食事に出るのも億劫だ。
今日もそんな日だった。


友人がメールで食事に誘ってくれたのにも気付かず、
すっかりタイミングを逃してしまって
近所のコンビニで肉まんなど買い込んで
思い切りジャンクな気分に浸っていたら
その友人がカツサンドの手土産を持って訪ねてくれた。
食事をしていたとんかつ屋からの帰り道、ふと思い付いて
態々引き返して買って来てくれたのだと言う。
しかも一度自宅に戻って新鮮な珈琲豆を挽き、
淹れる用意までして来てくれた。
とんかつ屋のカツサンドに挽き立ての旨い珈琲。
一気に贅沢な気分になる。
食卓に独りでないのも嬉しい。
毎日毎日自分の為の食事を用意し、
独りで食卓について黙って食事をするのは
もうすっかり慣れたとは言え、矢張り味気ないものだ。
思いがけず楽しい食事になった。
重ね重ね感謝。