嗅ぐ 触れる

イスラエル料理

練馬区立美術館へ
柳原義達・土谷武・江口週 彫刻三人展 を観に。


作品を観ると、制作や補修に携わった頃の事が
昨日の事の様に鮮明に思い出される。
叱られた事。笑った事。あの人の口調。
こっそりと懐かしい木肌に触れてみた。
あれからもう十年以上が経った。
写真の中のあの人は変わらず笑っている。


帰りに懐かしい駅で降りてみる。
電車を降りた途端に懐かしい匂いがした。
駅の周りの様子は随分変わってしまったけれど
ホームから改札を出て降りて行く階段は
可笑しなくらい昔のままだった。
薄暗くて何処も彼処も古びている。




友人たちとイスラエル料理の店で夕食を食べた。
この店に最後に来たのもきっと十年以上前の事だ。
友人の御子息に歯固めの玩具を贈った。
時はあっという間に過ぎて行く。