気紛れなテレビ

あ?

何年か前からテレビが壊れている。


気が向いた時にしか点かず、
一番良いところで勝手にチャンネルが変り、
かと思えば突然勝手にスイッチが入る。


夜中にパチン!と電源が入り
真っ暗な部屋の中で「ザーーーーー」という音と共に
ブラウン管に砂の嵐が映し出される光景はなかなかにホラーだ。
(映画ポルターガイストのワンシーンを思い出させる)


寒いと点きが悪くなるので、冬の間は殆ど点かない。
どうしても見たい番組がある時は
ヒーターとストーブで部屋をガンガン暖めて
何度も何度も電源のON OFFを繰り返しているうちに
パチン!と点く事がある。
見たい番組の1時間くらい前から準備しなければならないので
非常に不便だ。


買い換えようという気はあるのだが
夏になると然程苦労せずに点いたりするので忘れてしまう。


猫の様に気紛れなので、猫テレビ、と命名した。