僕の誕生日に長男が三歳児検診に行って骨折して帰る、の巻


またまた色々まとめて書いた為にちっともまとまらない日記。


もう何度目か正確なところを忘れてしまったし知りたくもない僕の誕生日。
丁度この日が長男の三歳児検診で、妻と子が保健所迄出掛けたのだけれど、
検診に出掛けた筈が脛をパッキリ折られて痛々しいギプス姿で帰宅した。
遊びながら順番待ちをしている間に、他所のお子さんが台の上から脚の上に飛び降りたのらしい。
その場では折れている事が分からず、相手の連絡先等も確認せず別れてしまったので、
病院側の強い勧めもあって会場であった保健所に一応連絡を入れ、事情を説明したものの
予想通り何の対処も反応も得られず。
個人情報が絡むので勿論その様な対応が為されるだろうと思ってはいたけれど、
最初から責任の所在を他所へ他所へ、というのがあからさまで辟易とした。
結果同じ対応でも、もう少し誠意の片鱗の見えるような、
或いは僅かに香るだけでも、随分と気持ちの有り様が異なるのだけど、
非常にお粗末で、「お役所のすることだから…」「ぁぁ…」
という会話で全てが語り尽くせてしまうのは何とも残念。
状況を詳しく聞いてみても避けようのない事故で、勿論相手方に悪意のある筈もなく、
誰も責める気はないのだけど、代わる代わる対応を押し付けあって
必死に顔を背ける保健所の職員達の様が浅ましくて、気持ちを暗くする。
何度も見回りをして現場の状況は把握していたという課長は、
多くの子が泣いたり叫んでいたりしていた声が一切耳に入っておらず、
受付の仕事に集中していましたので…と言葉を濁すし、
一件一件当たって当事者を確認致しますと言ってしまった後で、
後で不味い対応をした事に気付いて部下に折り返し連絡させ、
個人情報を盾にとって何の御協力も致しかねますと言わせる。
見苦しい。
誰かに責を負わせたいのではない。
治療費を請求したいのでもない。
今日こんな出来事がありました。子の為に、互いに気を付けていきましょう、
という話が当事者同士で伝わりさえすればそれで良かったのだ。
うちに責任はない、と逃げ出す前に、もう少し人間らしい会話がしたかった。
そもそも少しも責める気持ちのないところに、余りにも不誠実で逃げ腰な対応をされると
何だか何処か責めなきゃいけないような気持ちになってしまう。


非生産的でストレスになるだけなので、愚痴はここに吐き出したので終いにしよう。
元気一杯の三歳児が狭い場所に大勢集まれば、どうしたって避け難い事故は起こりうる。
これからはもっと気を引き締めて精一杯勘を働かせ、
避けられるトラブルは最大限の努力をもって回避しよう。


それにしても明日からの子の入浴等、日常生活の工夫をどうしよう。
色々と解らない事だらけだ。
アスピリンロキソニン等との因果関係が懸念されるライ症候群のリスク回避からか、
鎮痛剤は処方されず、骨折箇所の痛みでよく眠る事が出来ずに数分おきに起きてしまう子を宥めながら、
この日記を書いている。


こんな事のあった時、以前なら母に、極力何でもない風を装って
「今日こんな事があってね」と話したろう。
話して何がどうなるという訳でもないが、
母はきっと一緒になって怒ったり(時には僕より激しく)
一緒に悲しんだり悔しがったりしてくれたろう。
そうしていつも僕の妻や子供たちを気遣ってくれた。
それがどんなにありがたかったか、今になって染み染みと知る。
随分と甘えさせて貰った。
妻に、「甘えられるうちに甘えておいた方がいいよ。」と言った。
妻は「うん。」と静かに頷いた。