夕方から実家へ。
送り火を焚くのを見届け、仏壇に手を合わせ挨拶した後寺へ。
坊主の読経は数秒。
流れ作業の様で実に味気ない。
こういう行事からはこれまでいつも遠ざかって来たから、
新鮮ではあるが。
仏壇に手を合わせるのは単に挨拶のつもりでするのであって、
仏がどうとかこうとかはさっぱりよく解らない。
しかしだからと言って意地になって手も合わせないというのも
礼を失する様に感じられる。
だから挨拶のつもりで線香をあげ、手を合わせる。
勿論そうしなくとも罰が当たるなどとは微塵も考えない。
御先祖様にしろ神仏の類にしろ、
些細な事で一々罰を当てるほど狭量ではあるまいと思う。
またそんなに狭量なものなら、関わり合いになるのは願い下げだ。