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物を探すのが不得手だ。
全ては整理整頓がなっていない所為なのだけれど。


あれは何処にあったかな、
確かその辺に置いた筈、と
記憶を辿って探してみても、
ほんの少し置き場所が変わっているというだけで
もう見つけ出すことが出来ない。
目の前にあっても目に入ってこない。
少し頭がどうかしているのじゃないかと思う。
細かな物ならまだそういう事もなくはないかも知れないが、
しかしあんな大きな物がどうして…という様な物まで、
忽然と消えてしまう。いや、消える筈はないので、
何処かには必ずあるのだ。
僕の目に見えていないだけで。
何故見付けられないんだろう。
探しているうちに段々悲しくなってくる。


投げ捨てたごみは自分で拾うまで当たり前の様にそこに居座り、
脱ぎ捨てた服は気を取り直して拾い上げるまでいつ迄も床にある。
そういう暮らしが長過ぎた。


それが寂しかった事を思い出した。