日子さんが用事で駅まで来ているというので
待ち合わせて食事。
日子さんと顔を合わせると、
何くれとなく食材を買い与えてくれるので、
冷蔵庫の中が潤ってとても助かっている。
お陰様でひもじい思いをせずに済んでいるのだから、
柄にもなく母の日に何か贈ってみようかとも考えたのだが、
歩き回ってみても、日子さんが喜びそうなものを見付けられない。
一寸した孝行一つ思うに任せない、というのが切ない。