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一階の作業場の道具類を箱詰めしている。
鑿や鉋などの刃物類は、全て布で巻いて
刃先を保護しなければ運ぶにも危険なので、
手間も時間も掛かる。しかもかなりの量がある。
嫌だなあ面倒だなあとぶつぶつ言いながら作業していたら、
チィさんが何度も一階に降りて来てはうろうろして妙な声で鳴く。
心細そうな声で何度も鳴いて階段の途中から心配そうな顔でこちらを見る。
「大丈夫大丈夫、何でもないよ 何処へも行かないよ」
と声を掛けてみても、腑に落ちない様子で何度でも確認しに降りて来る。
困った様な顔で階段の上からじっと様子を伺っているのが可笑しくて
つい笑ってしまうのだけれど、チィさんにしてみれば
一階で何を煩くしてるのだろうと落ち着かないのだろう。



散らかり具合はいよいよ混沌として、
荷詰めしてもまずは箱を積み重ねる場所を空けるところから始めねばならず、
さながらゲームの倉庫番をしているようだ。
それもかなり先の面に進んで難易度は非常に高い。


僕はあのゲームが苦手だ。