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近所の焼き鳥屋さんで焼き鳥ともつ煮込みを買い、晩御飯とする。
最近では行く度に休業中で、店主が御高齢な事から
体調でも良くないのだろうかと少し気に掛かっていた。
笑顔の優しいおじいさんで、店の開いている時はいつも
奥さんと二人、とても忙しそうにしている。
仕事帰りに注文をしに店へ寄って帰った彼女が
店主の手が酷く震えていたと言って寂しそうにする。


久し振りに食べた焼き鳥の味は相変わらず旨かった。
ここのもつ煮込みは少しも臭みがなく、
何処かほんのり甘みを感じさせる優しい味がする。
少し背中を丸めてカウンターの奥に立つ店主の笑顔や、
分厚い掌を想う。