このところまた奇妙な夢を立て続けに見る。
しかし書き留めるのを怠った為に断片的にしか思い出せない。


くるぶしまでのクラシカルな黒革の編み上げ靴に
車輪が幾つか着いたローラーブレードを履こうとしている。
痩せて白髪まじりの長い髪をした初老の男性から
色々と指南を受けている様子。
僕が履こうとしているのは初心者向けではなく、
使いこなすのは大変に困難である事を指摘される。
しかし手元にはそれしかない。
選択肢はないのだから、僕はそれを履いて滑る他ないのだ。
転んで頭でも打つのが落ちだろうと自嘲気味に笑いながらも、
よろよろと立ってバランスを取ろうとしている。


初老の男性はピーター・フォンダに似ていた。
ローラースケートでさえろくにした事もないのに
何故こんな夢を見たのか解らない。
自分に似つかわしくないと思う。