大学院で同期だった友人が出展している美術展を観に行く。
作品はチィさんをモデルにした木彫で、姿を写し取るのではなく、
雰囲気や空気感を参考にしたという事だから
外見上の様子は随分と異なるのだけれど、
後姿や表情の所々からチィさんを感じ取る事が出来た。


会期中に作品を観た方から「この猫は今はもう居ないの?」
と何度か訊ねられる事があったそうで、
佇まいが何処か少し寂しげに見えるのかも知れない。
今は亡き猫の面影を追って制作したとでも思われたのだろう。


http://uronnaneko.jugem.cc/?eid=1160



今は焼き物も学んでいるとの事で、
チィさんそっくりに絵付けされた小さな置物を頂いた。
頭の模様も、顔の表情も、この格好で眠る時にしか表れないハートマークも
そっくりに作られている。
嬉しい贈り物だ。


http://uronnaneko.jugem.cc/?eid=1161



彼女は美術モデルをしながら制作を続けている。