ナントカカントカオオミソカ

晴れてればそれでいいのよ

もう大晦日なんだな、と思うが、
実感らしきものは何もない。
朝から外がシンと静まり返っているくらいで、
いつも通り何の変わった事もなく。
洗濯物を畳み、一応掃除機などかけてみる。


一年が過ぎるのがとても早く感じられる様になった。
一生の中で時が経つのは、けして均一ではないのだな、と思う。
昔はもっとゆっくりと時間が流れていた。
チィさんにとってはどうだろう。
昔と変わらない時間が流れているのだろうか。
いつも通り窓辺に寝そべっているチィさんの背中に手を置いて
その暖かさに触れると、そんな事はどうでもよい些細な事である様にも思える。


色々な出来事があった一年だったけれど
過ぎてみればあっという間。
僕もチィさんもナントカカントカ生きている。
それだけで善しとしたい。


来年はどんな年になるだろう。
出来るだけ楽しい時間を多く過ごそうと思う。
大切にしようと思う。