このところ毎晩の様にお酒を飲む。
そうは言っても弱くてすぐに酔ってしまうのだから
飲むと言うよりは舐めると言った方がそれらしい。
夜な夜なアルコールを舐めていると書くと
まるで妖怪にでもなった気分だが
そうなったら隣でチィさんが行灯の油をぺろ〜りぺろ〜りと舐めながら
朝までお付き合いしてくれそうなので、それも悪くないかもな、などと思う。


弱い癖に薄めて飲むのは何だか美味しくない気がして、
度数の強い酒もそのまま飲みたがる。
度数の強い酒を口の広いグラスに注いで飲むと
アルコールが揮発して目に沁みるから、時々泣く。
哀しくて泣くのではないが、泣けば哀しくなるのは道理だ。
只でさえ化け物屋敷風の住まいなのに、
夜な夜な酒を舐めては啜り泣く妖怪が棲まう、と
近所で噂が立っては具合が悪いので
泣かずに飲める、口の狭い小さなショットグラスを探す事にした。


これが探してみると意外と気に入るものが見付からない。
結局、洒落で髑髏のショットグラスを注文した。
すぐに届いたから早速使ってみたが、あんまり実用的とは言い難い。
もっと美味しく飲むために気の利いたグラスを探してみよう。


ショットグラスを探している時に目に入ったTiki Farm社製の髑髏のボウルが
すっかり気に入ってしまい、注文したのだが廃盤品で手に入れる事が出来なかった。
残念無念。
http://urone.tumblr.com/post/20362605
色といい形といい物凄く好みなのに。
悪趣味に真っ赤なチリビーンズでも盛って食べたかったのに。