つるりと

全く気に入らんね

友人たちが本場の讃岐うどんを持って来て振舞ってくれた。
前日から食欲が涌かなくて何も口にしていなかったから、
つるつると喉越しの良いうどんが、沁みる様に美味しい。
ありがたく頂いた。うどんを啜りながら、
これからも色々な想いを飲み下して行かねばならない事を覚悟する。




ダンボールに荷詰めを始めると、いつもチィさんがそれを
さも気に食わぬといった様子で、怪訝そうな顔で眺めている。
落ち着かない思いをさせてすまない。


友人たちとも、もうこれまでの様に頻繁に会う事はあるまいと思うと
それが寂しく、心許無い。