2007-01-20 目で追う 明け方、まだ日が昇る前。 一階へ降りて行った猫が 珍しい位の大きな音を立てて すぐに二階へ掛け上がって来た。 階下を見下ろしてみたが、 静まり返って真っ暗な階段があるのみで 普段と何処も変わらない。 何を見たのか 何に遭ったのか 猫の怯えた様子を見ると 確かめに降りて行く気にはなれなかった。 猫はベッドに蹲って暫く毛を逆立てていたが、 背中を撫でているうちにすぐに落ち着いた。 時折暗闇の中で何かを目で追う仕草をするのは、 猫の習性なのかそうでないのか。