いつものように日向ぼっこをしに
窓辺へも行くようになったし
キャットハウスから出ている時間も段々延びてきた。
水と食事は相変わらず少ししか摂らないが、
それでも気が向けば猫缶を要求するし、
毛繕いも要求するようになった。


まずは一安心しても良いのだろうか。


体重が軽過ぎるのが気懸りで
何とかしてウェイトアップしたいが
腎機能が低下している事を考えると
栄養価の高いものを与え続けるのはなかなか難しい。


「モリモリ食べてくれたらもっと安心出来るのにな。」
と 独り言を呟けば
「なによ 煩いわね」と言う顔で振り向かれる。
ああ、あの意地悪そうな顔。いつものチィさんだ。
やっぱりこうでなくっちゃ。