久し振りに獣医さんに通院する運びとなった。


何年か振りに見たキャリーバッグは、
それでも以前の入院生活を思い出させるのか
入る時は物凄く恨めしそうな顔をされたが
病院での診療後は自らさっさと入って
「早く蓋閉めなさいよ!」
と言わんばかりの顔で睨まれた。



レントゲンでは異常は認められず、
血液検査の結果も、
歳相応に腎機能が低下している事が解ったくらいで
これと言ってはっきりとした診断が下された訳ではない。


一晩の間に色々な事を考えて少々疲弊した。
沢山の方が相談に乗って下さり、励まして下さった。
本当にありがたい、と思った。


生き物と関わった以上、必ず別れはやって来る。
覚悟して関わっているつもりだった。
何が起こっても冷静に対処して、出来る限りの手を尽くす。
そのつもりだったのだが。
ちっとも冷静でいられなかった。
まだまだ覚悟が足りません。


いずれその時が来たら、穏やかに、速やかに
痛みや苦しみがありませんように。
それが一番の望みです。