スヤスヤ眠るチィさんに、ちょっと悪戯して
Caput Medusae(メデューサの首)という名の、エアープランツを活けてみた。


このメキシコ産の不思議な植物は、チランジアの中でも比較的育て易く、
一度だけ赤い花を咲かせると、その後、子株が育つ…筈だった。
筈だったのだが、
「世界で一番手入れが不要な植物」と言われているこの植物でさえ、
何故かぼくの手にかかるとアッと言う間に瀕死の状態だ。
早く花が見たくてせっせと水をやり過ぎたせいか、
窓辺に置いて日に当て過ぎたのがいけなかったのか、
はたまたチィさんにチョイナチョイナといたぶられたのが駄目押しになったのか、
兎に角今ではナヨナヨのシナシナだ。


いつか奇跡の復活劇を見せて見事な花を咲かせてくれないものかと
一縷の望みを抱いて栄養剤を与えつつ生暖かく見守る日々。