不具合

体調の事を記録しておいた方がいいだろうと思いながら、不調について改めて書くと自分でも気が塞ぐものだから、つい書かずに過ごす。 普段は人に話したりもしないし、自分でもなるべく気にせずにいる。 気にしたところでどうにかなる訳でもないのだから、気…

名前のない魔物

先々月入院した兄は、比較的軽度の脳梗塞だった。 思っていたよりも早くに退院し、仕事にも復帰した。 色々の不自由もある様だけれども、一先ず胸を撫で下ろす。 胸を撫で下ろしたところで今度は自分の体調が悪くなり、目眩が酷くて数日寝込んだ。 乗り物酔…

何もないことの幸せ

気が付けば、もう半月ほど誕生日が過ぎている。 この日記の書き出しに、「気が付けば」と書くのはもう何度目の事だろう。 もう誕生日なんて本人でさえ忘れている事も屡々で、特に目出度い日でもなくなっているのだけれど、何事もなくまたこの日を迎えられた…

悼む

Jóhann Jóhannsson - A Song for Europa (Live on KEXP) 先月、48歳の若さで亡くなった作曲家、ヨハン・ヨハンソン。 昨年公開された映画「メッセージ」で知って、ああ、いいな、この人の曲をもっと聴いてみたいな、と思っていたのに。 繊細で耳に残る哀し…

しましまろ

もうすぐ次男坊が三歳になる。 上の子とよく遊ぶおかげか、何でもよく兄の真似をして発語も早く、色々と話す。 微妙に間違うのが可笑しくて可愛くて、本当はいけないのだろうけど、敢えて正さないでそのままにしている。 「マシュマロ」は「しましまろ」。 …

泥棒

すぐに書き留めなかった為に部分的な記憶しかない。 何の都合だったか、断り切れずに見ず知らずの男を家に入れてしまった。 用事を済ませたら早々に帰ってもらわなければ、と考えている。 寝室に居る子供達と妻の様子を見に行くと、居間の方から洗面所の方へ…

灰色の部屋

半地下のようになっているマンションの一室。 洗面所には大きな鏡が張ってあり、その一部がマジックミラーのようになっていて、鏡の裏に小型のモニターが取り付けられており、来客があるとそこに映し出される。 古い装置で解像度は低く、映像はやや不鮮明で…

死者の助け

長年お世話になった恩師の死、甥の死、両親の死。 様々な形の死について、考えさせられる機会が多くなった。 これは自分が歳を重ねた結果として自然な事であるし、自分の死については割合感傷的にならずに冷静に考える事が出来るが、妻や子の事については、…

バンシー

三十日の十時を回った頃。 甥が自死したらしい、との知らせを受ける。 何故そのような事になったのか、詳しい事情が全く解らず、困惑する。 甥が成人してからは、日頃から親しく接していた訳ではないが、小さな頃には何度か子守を引き受けたりした事があった…

硝子と会話

二つの夢を見た。 一つ目の夢。 屋上に硝子張りの温室がある、古びた三階建ての家で暮らしている。 知り合ってまだ間もない女性が訊ねて来て、その温室の中で会話をしている。 互いの事をまだよくは知らないが、会話の内容は大変興味深く、とても楽しい。 女…

溜息

年末に子がインフル羅患などして、気がつけば年も明け、早くも月が変わろうとしている。 時が経つのが早過ぎて、気持ちがちっとも追いつかない。 忙しい、などと言ったら叱られそうな、ぐうたらした毎日である筈なのに、どういう訳だか慌ただしくはあって、…

父の骨

父の葬儀、何とか滞りなく。 母の時と同じ葬儀場、火葬場。 そして母の時と全く同じく、厳かな気持ちで臨んだのに、火葬場のトイレにて社会の窓が全開であった事に気付く。 母の時とあんまり同じシチュエーションなので、気付いた瞬間、驚きのあまり妙な声が…

父のこと

父が亡くなった。 四月にこの日記に父の事を書いてから五ヶ月。 病院のベッドで、安全の為に着けられたミトンを嫌がりながら、何度も危険な状態になりながら、呆れるほどの強靭さでその度に持ち直した。 もう回復の見込みが無いのなら、出来るだけ苦しまない…

慣れ

今週のお題「ちょっとコワい話」 久し振りに覗いたら、Blogのお題、というのが目に入って、それが「ちょっとコワい話」というので、暑気払いになるかどうか判らないけれど珍しく乗っかってみることにする。 まだ猫一匹と人一人で暮らしていた頃、ちょっとし…

記憶

日が長くなったので、時折保育園の帰りに公園へ寄り道をする。 ブランコを押していたら長男が唐突にこう言った。 「ねーねー、ちーくんが赤ちゃんだった時、ちーくんのこと、おばあちゃん抱っこしたよねー?」 「したよ。どうして?」 「おばあちゃんもう来…

突然の訪問

大学時代の友人から連絡があり、嬉しい突然の訪問。 出張の為に移動中なのだけど、新幹線を途中下車して寄ってくれるとのこと。 会うのはもう随分と久し振りで、長男が生まれて少ししてから一度、上京した折に会ったきりだから、もう四年近くも会っていなか…

黄金の日々

先月の初め頃だったか、或いはもう少し前か。 長男が園で貰って来た風邪にやられて、寝込んだ。 咳が酷かった以外は熱もそれ程には上がらず、 とは言うものの40度代迄は行かずにぎりぎり踏み留まる、という感じではあったのだけれど。 横になると酷く咳き込…

額の感触

いつもの事で、後で書き留めておこう、と思った切り、更新せずにそのまま過ごして忘れてしまう日々のあれこれ。 二人の子は無事に四歳と二歳になり、上の子はもうかなり色々と話をして意思の疎通が可能となり、殆ど親を困らせる事もなく、優しく物分りの良い…

書き残しておく理由

決して楽観的な方ではないが、自分では、大袈裟に悲観的な方でもない、と思っている。 誰にでも明日が来るわけではない、と考えているし、普段からそのように生きようと心がけてはいるが、気付くと色々と先送りしたり疎かにしている事ばかりで、この日記もそ…

非常扉

段々に冷えてきた所為か、またもや腰を痛めてしまった。 普段からあれこれ工夫もして気をつけている筈なのに。 前回の時程ではなく、時間を掛けさえすれば何とか自分で立ち上がれるから、まだマシだと思う事にする。 とは言え子供の送り迎えも満足に出来ない…

静かなる隣人

ちょっと耳にした話から、ずっと以前、学生時代に下宿していた頃の話を幾つか思い出したので、ここに書き記す。 もしかしたら前にも触れた事があったかも知れないが、よく思い出せない。 学生時代に暮らした部屋は、兎に角家賃が安いという事を優先して選ぶ…

伝える

姪がハロウィンメイクをしに来た次の日。 置いて行った荷物を取りに来がてら、晩御飯を一緒にする事に。 遠くに住んでいる訳ではないが、こうしてのんびりと一緒に過ごす機会はそう多くなく、生前母が彼女に伝えたくて伝えられなかった言葉や気持ちを、早く…

Happy Halloween

僕も妻も、パッと遊ぶ、とか、憂さを晴らす、とか、そういう事をあまりしない。 二人とも筋金入りのインドア派だし、呑んだり打ったりの派手派手しい(パッとした)趣味もないし、せいぜい家で映画を観るくらいが日々の楽しみで、それで大した不満もない。 し…

くろいしと

長男が時々興味深い事を言う。 次男が風邪をひいて体調の良くなかった時だったか、昼寝のタイミングを逃して薄暗くなり始めてからしきりにぐずり出したので、家の中を静かにするため長男を外に連れ出した。 家を出て駐車場の横を通り過ぎる時、突然ハッとし…

動物園

金曜、保育園の遠足の日だったのだけれど、それには参加せず家族で動物園へ自主遠足する事に。 僕の体調の所為もあって、最近では予定を組んでもその通りに行かない事も増え、時々はこうして子供達を行楽へ連れ出したいと思いながらなかなか実行には移せない…

アボカドの唄、後日談

urone.hatenablog.com 後日、妻が「歓喜の歌」の歌詞を調べて教えてくれた。 花さく丘べに いこえる友よ吹く風さわやか みなぎるひざしこころは楽しく しあわせあふれひびくは われらのよろこびの歌 (岩佐東一郎作詞・ベートーベン作曲/文部省唱歌「よろこ…

歓喜の歌

子が早くに寝静まった日には、僕の部屋で妻と映画を観る。 昨日も二本ほど観終え、それぞれの部屋に別れてパソコンに向かった。 部屋を暗くしたまま暫くパソコンの画面を見ていると、ごく微かな音量でハミングが聴こえて来るのに気付いた。 知らずにブラウザ…

上の子も下の子も、小さな子は皆そういうものなのだろう、高い熱をよく出す。 判ってはいても、小さな身体を震わせて泣き、荒い息をして苦しそうにしているのを見ると、何とかならないものか、代わってやれたら、と考えてしまう。 何としても適切に対処した…

もう随分とましになったのだけれど、先々週だったか、酷く腰を傷めた。 子供達を保育園へ迎えに行き、金曜だったから抱え切れないほどの荷物を自転車のハンドルに掛け、前と後ろに子を乗せてまるで曲芸師の一家にでもなったような緊張感で、慎重に、でもふら…

僕の誕生日に長男が三歳児検診に行って骨折して帰る、の巻

またまた色々まとめて書いた為にちっともまとまらない日記。 もう何度目か正確なところを忘れてしまったし知りたくもない僕の誕生日。 丁度この日が長男の三歳児検診で、妻と子が保健所迄出掛けたのだけれど、 検診に出掛けた筈が脛をパッキリ折られて痛々し…